アスリートはオリピックや大会等に向けて
理想の状態に近づけるため
厳しいトレーニングや減量や増量を強いられる。
クローン病の治療では体調を維持もしくは回復させるために
厳しい治療や食事管理を強いられる。
そんな観点から闘病はアスリートの
トレーニングと似ている、またはほぼ同じと考えることがあり、
アスリートになった気分で闘病も頑張れるのでは?と
バカなことを考えたりします(苦笑)
そんなわけで今一度
闘病とアスリートの違いとは何か?まとめてみました。
以下アスリートを(ア)、クローン病を(ク)とします。
努力に対する対価
(ア)→努力に対する対価がメダルや賞であるなら、
誰もが手に入れることができず、ほんの一握りの人だけになる。
(ク)→努力に対する対価が健常者のような体調や生活とすると、
努力が必ずしも結びつくとは言いづらい。
コントロール性
(ア)→アスリートは大会当日に最高の状態が出せるように逆算して練習を重ねて、体力や筋力アップなどを行う。その他にメンタル(テンション)も同様。それらを大会当日にピークにもっていくのはなかなか難しいと思う。
(ク)→体調は悪化するときは危険物を食べていないのにもかかわらず、いとも簡単に悪くなり、良くなる時は何かしたっけ?レベルで良くなることがある。今だとレミケードなどの生物学的製剤で体調管理がしやすくなってきた。
強制力
(ア)→その競技の選手として生きることは絶対ではなく、
他の生き方も選択肢にはある。
(ク)→現在、病気の完治は医学的には難しい。
そうなると一生病気と生きていくことはほぼ絶対と言える。
経済的支援
(ア)→メジャーな競技や既に結果を残している場合は、
企業などからスポンサー料をもらうことが可能。
しかしながらそういう選手は一握りで資金を調達のため
アルバイトや企業などに勤めて、働いた後競技の練習をしたりする。
(ク)→病気の重症度や収入により特定疾患の支給額が異なる。認定は内視鏡検査などの所見から医師が診断する。特定疾患の他に状況によっては障害者手帳が交付されたり、障害年金を受給できるがそれらはあくまでも生活をするための最低限のもので、自己負担額が多くなることは大いにある。
〜まとめ〜
アスリートに関してはドキュメンタリー番組で見たり、自分の少ないスポーツ歴から書いた
ので、正直クローン病に加担しているところが
多いと思いますが、それでも嫌で強いられるのと自らその道を選び強いられるのとでは
取り組む姿勢はかなり違うのではと思う。